Tell Your Story Right, Save Costs + Make More Sales
皆さん、こんにちは。
ブランド戦略やコミュニケーションを専門にしている私ですが、今回はちょっと変わったテーマをお届けします。
Fは「不良(ふりょう)」のF。そう、不良ってあの、制服を崩したり、ちょっとルールを破ったりする、あの感じです。
「不良」って、そもそも何?
言葉としての「不良」は、戦後まもなく使われ始め、特に1950〜70年代にかけて流行語になりました。
高度経済成長期、管理された学校制度と家父長的な社会構造の中で、若者たちは個性や自由を主張する手段として“はみ出す”ことを選んだのです。
そして同時に、「いい子でいなさい(いい子信仰)」も強まりました。表面的には従順で、空気を読み、和を乱さないことが良しとされる。だからこそ、不良になることにはある種の覚悟とメッセージ性があったのです。
その流れから生まれた表現もあります。たとえば「いい子ぶっちゃんで?」というフレーズ。
見た目や態度は“真面目”でも、実は心の中ではルールに反発している——
つまり、「本当の自分を隠して、“いい子”のフリをしてるよね?」という問いかけです。
今週のブランドクラフティング日本語フレーズ ― F は FUKUOKA の F
そう、発音はちょっと厄介(「フークオカ」に近い感じ)。でも、一度聞いたら忘れられない。福岡は私が日本でいちばん好きな街です。街も人も“ジョワ・ド・ヴィーヴル”にあふれ、みんなにとんこつ、そして魅力は別格です。福岡の人、いわゆる「博多っ子」は、東京と張り合おうとしません。自分たちのフィールドで輝いているのです。
それがあなたのブランドにとっても目指すべき姿です。元気(=良いバイブスとエネルギー)、チャーム、そして静かな自信。自分こそが“王冠の宝石”だとわかっているブランドであれ。(もし行くことがあれば、とっておきのウイスキーバーを教えるので、声をかけてください。)